急速に事業を拡大して今や韓国4大事務所まで上り詰めた「HYBE」。
今まで数々の会社を買収してきましたが、ファンの間では「買収しすぎじゃないか!?」と話題となっています。
中でも韓国の3大事務所「SMエンターテイメント」の買収騒動の時は驚いた方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はHYBEが過去に買収した会社やSM買収騒動について時系列でご紹介します。
HYBE買収しすぎ!過去に買収した会社を時系列で解説
HYBEが過去に買収した会社を一覧で見てみましょう。
- 2019年07月:SOURCE MUSICを買収
- 2020年10月:PLEDISエンターテイメント買収
- 2020年11月:KOZエンターテインメント買収
- 2021年05月:イサカ・ホールディングスを吸収合併
- 2023年02月:QC メディアを買収
2019年〜2023年の4年間で5つの事務所を買収しています。
2019年07月:SOURCE MUSICを買収
2019年7月29日、K-POPの世界において大きな動きがありました。
それは、Big Hit Entertainment(現HYBE)がSOURCE MUSIC(ソスミュージック)を買収したことです。
代表的なアーティストは、日本人でも人気のあるLE SSERAFIM(ルセラフィム)。
- LE SSERAFIM(ルセラフィム)
SOURCE MUSICは、もともと2009年に設立された会社で、元SMエンターテインメントのタレントマネージャーが立ち上げました。
買収時、SOURCE MUSICは従業員数21名の比較的小規模な事務所でしたが、過去にはGFRIENDなどが名を連ねていました。
過去に所属していたアーティスト
- 8eight
- GLAM
- Eden Beats
- MIO
- カン・ミヨン
- GFRIEND
過去にはファンクラブの個人情報流出や動画公開予定の5分前に延期の連絡があるなど、ソスの運営体制には不安もあります。
2020年10月:PLEDISエンターテイメント買収
2020年10月18日、Big Hit Entertainment(現HYBE)がPLEDISエンターテイメントを買収しました。
- SEVENTEEN(セブンティーン)
- fromis_9(プロミスナイン)
- AFTERSCHOOL ナナ
PLEDISエンターテイメントは、2007年に元SMエンターテインメントのマネージャーであるハン・ソンスによって設立された韓国の事務所です。
この会社は、厳しい練習スケジュールと業界の実態で知られており、中には過酷な環境から抜け出そうと試みた練習生もいるほどです。
しかし、その厳しい練習体制が功を奏し、日本を含む世界中で成功を収めるSEVENTEENのような人気グループを輩出しています。
ただ、デビューさせたグループをカムバさせずに放置し、セブチはサイン会でPLEDISに入りたいといったファンに「やめといた方がいい」と言ったことから闇深い事務所と言われることも!
2020年11月:KOZエンターテインメント買収
2020年10月18日にBig Hit Entertainment(現HYBE)がKOZエンターテインメントを買収しました。
KOZエンターテインメントは、2018年にBlock Bのメンバーであり、プロデューサー兼アーティストのZICOによって創設された小さな事務所です。
- ソロ:ZICO
- ソロ:Dvwn
- BOYNEXTDOOR(ボイネク)
このレーベルにはシンガーソングライターのDvwn(ダウン)が所属しており、彼はZICOのアルバムタイトル曲にフィーチャリングアーティストとして起用されるなど、注目を集めていました。
Dvwnはデビュー前からYoutubeで名の知れた知れたミュージシャンだったんだね!
6人組ボーイズグループの「BOYNEXTDOOR」通称ボイネクはZICOが初プロデュースを手がけたグループとして注目されています。
2021年05月:イサカ・ホールディングス吸収合併
2021年5月7日、HYBE(旧Big Hit Entertainment)が、アメリカの音楽業界で影響力のあるイサカ・ホールディングスを吸収合併しました。
有名アーティストを抱えている事務所だったので話題になりましたね!
イサカは、スクーター・ブラウン氏が所有する事務所で、ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデなどのトップアーティストが所属しています。
- ジャスティン・ビーバー
- アリアナ・グランデ
スクーター・ブラウン氏は、かねてよりK-POP業界との関係が深いことで知られています。
カンナムスタイルで一世を風靡したPSY(サイ)の米国でのマネージメントを手掛けた経歴を持ち、YGエンターテインメントを訪れた際にはG-Dragonやジャスティン・ビーバーと共に写真を撮影。
また、アリアナ・グランデのプロデューサーがBLACKPINKを訪れた際には、そのSNSにコメントを残すなど、スクーター氏は数年前からK-POPと交流を持っていることが確認されています。
この合併はHYBEにとってアメリカ市場での活動拡大への大きな一歩と見られています。
一方で、イサカのアーティストたちには直接的な大きな変化は予想されておらず、BTS等とのコラボの可能性はあるものの、必ずしも行われるとは限らない状況です。
2023年02月:QCメディア買収
2023年2月9日、アメリカ本社HYBE AMERICAが、米国レーベル「QC メディア」を買収しました。
「QCメディア」(Quality Control Media Holdings)は、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタに本社を構えるエンターテイメント企業で、ヒップホップ業界において強い影響力を持つ会社です。
- リル・ベイビー
- リル・ヨッティ
- City Girls
- Migos
この会社には、リル・ベイビー、リル・ヨッティといった著名なラッパーや、シティー・ガールズという人気女性ラップデュオ、ミーゴスというトリオラップグループなどが所属しており、業界内で高い競争力を誇っています。
HYBEのSM買収はどうなった?
さらに、HYBEは韓国3大事務所である「SMエンターテイメント」の創業者イ・スマン氏が保有する株式14.8%を買収するという契約を結び話題となりました。
SM買収騒動の一連の流れをまとめると…
- SMがカカオエンターテイメントとパートナーシップを締結
- 筆頭株主であるイ・スマン氏に協議がなかったため不満
- イ・スマン氏が自分の株をHYBEに売却
- SM&カカオ VS イ・スマン&HYBEの構図に
- 競争が激化し市場が過熱しすぎたため、HYBEが買収を断念
- カカオが経営権を獲得し、HYBEがプラットホーム協力を行うことで収束
HYBEが無理やり買収しようとしたように思われがちですが、実は違うんです。
この動きは単なる買収劇とは違って、イ・スマン氏とSMエンターテイメントとの間の経営権争いです。
SMはカカオエンターテイメントと手を組むことを選択しましたが、イ・スマン氏はこれに不満を持ち、自らの持株をHYBEに売却。
最終的には、カカオがSMの経営権を握り、HYBEはカカオとのプラットフォーム協力を進めるという形で買収合戦が決着を迎えました。
正直、HYBEは韓国3大事務所まで買収するのかと驚きました!
HYBE買収しすぎ?過去に買収した会社まとめ!
今回はHYBEの買収した会社についてまとめました。まとめるとこんな感じです
- 2019年07月:SOURCE MUSICを買収
- 2020年10月:PLEDISエンターテイメント買収
- 2020年11月:KOZエンターテインメント買収
- 2021年05月:イサカ・ホールディングスを吸収合併
- 2023年2月:QC メディアを買収
HYBEの今後の動向からも目が離せません!